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今回は新たに作成した「cloth sack」についてご紹介します。

はじまりは、テーラードスーツをもっと幅広い人々の身近に感じて欲しい。

そんな想いから今回の物作りが始まりました。

テーラードスーツというと現代ではビジネスマンなどの一部の限られた人しか着用しない洋服というイメージがあります。

そんなイメージを壊したい、壁を取りたい、このような想いから誰でも気軽に使える日常的アイテムに落とし込めないかと考え生まれたのが

「cloth sack」です。

表地、裏地、芯をスーツの素材を使って表現するほか、

伝統的なテーラード要素を取り入れました。

それがスーツのポケットに用いられてる「玉縁ポケット」です。

両端には「松葉閂」というディテールを施しました。これもテーラード

スーツに使われる伝統的な手法です。

昨今、このような手間のかかる手法は大量生産やコスト削減にともない失われつつあります。

表現する形は違えど、後世に残したい、知ってもらいたいという想いから取り入れました。

本来は直線に近い形ですが、フラップの形、シェルボタンと合わせてウエスタンの要素として遊びで取り入れました。

これは単に西部劇の映画「シェーン」や「荒野の七人」、「夕陽のガンマン」でみた彼らへの憧れからです。やっぱりウエスタンってかっこいい。

女性も男性も性別関係なく、どんなスタイルにも自分好みに身につけていただきたいです。

Act in cloth.