2019/05/24 20:57


今回新たに作成した「Blanca」。

Act初のイヤリングとなりましたが、皆様もうチェックしていただけたでしょうか?

本日は「Blanca」が完成するまでのストーリーをご紹介したいと思います。

 

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かねてから好きだった古き良き時代の装飾パーツたち。

それらを組み合わせ、日常的に身につけられるアイテムとして

何か作れないか・・・という思いから製作を始めました。

 

スタイリングをするように素材や形、色などを合わせていき、デザインが決定。こうして選んだ素材が「シードビーズとコンチョ」です。



中でも特に思い入れが強かったのが「アンティークシードビーズ」。






ガラス製ビーズならではの美しさはもちろんですが、

一つ一つ不揃いな形のため、光が反射すると輝きがより増すんです。

それはどこか現代を生きる女性の美しさや力強さがあるように感じ、

女性の生き方が大きく変わった、2030年代を想像させる。

私はこの素材に魅了されていきました。


そんな2030年代の女性・ファッションを彷彿とさせる、

アンティークシードビーズの組み合わせに選んだのが「コンチョ」です。





私にとってコンチョは着飾らない、けれどスタイリングにスパイスを与えてくれる存在。美しいアンティークシードビーズの良さをより引き立ててくれると思いました。

 

使用しているコンチョは、ネイティブアメリカンが今も作っている現行品ですが、古くから受け継がれる素材は、その時々の時代を装飾し現代も作られているからこそ、強く惹かれる魅力があります。

 

一見、相反するそれぞれのパーツは、長い歴史を辿るとネイティブアメリカンが諸外国の人たちと繋がるためのツールとして使用していたとか。

そのストーリーを知った時、「これだ!」と縁を感じるものがありました。

 

こうして完成したのが「Blancaantique blackです。





Blancaという名前は、画家ジョージア・オキーフが晩年に愛した地、

「プラザ・ブランカ」から。

オキーフ自身の美しさも、イメージする女性像にマッチしています。






また、ここから派生させ、aquablue × copperdeep greenのカラーを作成。ヴィンテージものではありませんが、

美しい輝きを放つ「シードビーズ」を使用しています。

コンチョの柄もカラーによって異なるので、是非ご注目ください。

 

今回仕様がなかなか上手く決まらず、何度も試行錯誤しました。

ようやく完成し、お披露目することができ嬉しい限りです。

Actの得意な土臭さや女性像を表現できたのではないかと思います。

また思いのほか軽く、長時間着用できるもの魅力ですよ♪

 

皆様の日常に花を添える存在になりますように。。。

 

act in cloth.